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発明者 野澤重雄の思い

ハイポニカ発明者 野澤重雄

発明者 野澤重雄

発明者 野澤重雄

2000年4月30日、大阪のオーバルホールにおいて、一粒のトマトの種から1万数千個の実のなるトマトの巨木を育て上げたことで知られる植物学者、野澤重雄氏の講演会が行われました。野澤氏は、「生命の発見」と題して、研究を通じて発見された植物の心、そして自然の持つ、生命力の素晴らしさについて語りました。 (途中から、西園寺昌美会長と西園寺裕夫理事長も加わった公開座談会となりました。)

五井平和財団に期待すること - 野澤重雄

私の生命研究の出発点は、急激な世界人口の増加に伴う食糧危機を救おうということからでした。大学を卒業して、私は当時世界最大の優れた製糖会社で、台湾、インドネシア、中東諸国など熱帯農業生産研究に従事しました。そこで最高度の熱帯農業生産技術と工業技術を同時に、8年間体得出来たことが何よりの基礎となっています。

私が特に研究したのは光合成です。植物の光合成の能力の限界を調べたのです。光合成には太陽と水、空気とそれに適当な温度があればいいのです。この条件を徹底的に追求してハイポニカ農法を開発していく時に、サトウキビやトマトなどの植物が限りなく成長していくことを知ったわけです。

ハイポニカ農法は、生命の持つ機能をよく働かせれば幾らでも植物が成長すること、即ち、生命力が実在することを証明したわけですが、今までの科学の世界では、科学者が生命そのものを問題とする私のやり方を全然相手にしてくれませんでした。従来の科学者が、何故私が実証していることを事実として考えられなかったかと言うと、今までの科学は、生命力を実在しているものとしてそれを科学の対象として考えてこなかったからなのです。現代科学では生命という概念がそこから抜け落ちていることにすら気がついていないのです。

と言うのは、現代科学は、科学そのものの出発点からして、生きているものと死んでいるものとの区別をしない唯物論の立場から出発しているわけで、それでは生命を捉えられるはずがなく、それが大きな誤りなのだと考えられます。そのためか、現代の科学者の中には、自分自身が唯物論であることにさえ気が付かない人も数多くいます。

自然界に起こる現象を見ると、そこにはすべてのものが、正しい形で制御されながら生存していて、幸福になる道をたどらせるようになっているのであります。我々の幸福とか将来の世界を左右する根本の機能を自然自体が持っているのです。それが生命の本質であり、我々の想像を越えた大きな力が世界のあらゆるところに働いているのです。そのような力が確固として存在していることに気が付いている人は少ないのです。言い換えれば、生命現象として自然がある一つの法則の下にコントロールされています。生命原理とか生命法則とも呼ぶべき法則が生命の元であって、これからの科学の対象になる分野なのです。

ある時、ブラジルへ行かれる方で植物の栽培には全く素人の方にハイポニカ農法を教えて、その方がヒマワリを育てたところ、巨大なヒマワリが育ちました。その方は何の技術も知識もありませんでしたので、非常に不思議に思っていたのです。その素人の方が私の言うことに素直に従ったと言うことだけでなく、どうやら私が携わっていたということが、後になってだんだん判って参りました。

ハイポニカ農法で育てていく時に、植物に病気が出たら薬を与えたらいいというような考え方を持っているような人は絶対うまくいきません。必ず病気が出てしまう。不思議なものです。なまじ栽培に熟練していて自分の方が優れたものが出来るだろうと思ってやった人達はみんな失敗しました。

植物を育てるのに技術の有る無しは関係ない。どちらかと言えば、技術はない方が良いのです。何が大事かと言うと、植物との心の通じ合いなのです。植物に向かって心の中で「好きなだけ大きくなっていいよ」と思うんです。私の場合は、それが植物に伝わって現象となって現れる。それを素直な気持ちで聞いて、やろうと思った人には出来るのです。素人でも出来るのです。ただ、自分の我とか欲望達成のためにする人たちには出来ないのです。このことから、心の持ち方と自然の法則に対する素直さが植物の生育に密接な関係のあることを知りました。それは農業技術の問題ではないので、30年間、私はこれをどう伝えたらいいのかほとほと困りました。ですから、ずっと私の研究の中心であったものは、心とは一体何なのだろうということでした。

心の状態によって、その心のままの結果が現れると考えられます。心が生命の現れ方、現象の現れ方を決めてしまうのです。これが生命力であり、生命の働きなのです。心と生命力とは一体であると言えます。心に従って生命力の機能なり能力が発揮されるわけで、技術とは違うわけです。科学的な技術の問題ではなく、心がこれをどう捉えるかで結果を決めてしまうのです。心のあり方が因果律を支配するわけで、従来の科学を成立させている因果律がこの時点で消滅してしまいます。このことは非常に新しい科学の出現を意味します。

私の目的は世界の幸福なのです。食糧危機は突破出来るとか、育てる植物の能力の拡大が精神機能で次々に出来るとか、そういう分野で可能なことは私の実験で証明出来ています。また、生命法則とも呼ぶべきものが確固として存在し、大きな可能性を秘めていることが分かっています。心のあり方が生命法則を通じて、すべて現実の結果となって現れるという事実を受け入れると、私達人類の進むべき方向が決まってきます。良い人生を送りたいと思ったら、各自が心を制御し、生命法則を利用してそれを実現していくことが出来ます。世界中の人々が平和を願えば必ずそうなります。生命が生命力を利用してさらに大きな発展を生命自体がさせていくわけです。このような時期に入っていくことで、無限大の今後の発展が出来ます。そこにつないでいきたいのです。

心の働きを認め、生命力が実在すると言う立場で、それらを科学の対象として取り上げ、幸福な世界を創ることを目指す科学者が寄り集まって、個別の科学の分野ではなく、統一のとれた科学を研究していって欲しいのです。そのような科学者の集団を作りたいのです。できれば、日本の科学者が一団となって世界を指導出来るだけの科学的な立場を作って、世界中の指導をしていって欲しいのです。

五井平和財団に期待することは、財団がこのような大きな視点と思想を持たれて、本当に科学者の力を結集して世界の平和を達成しようというところへ働いていっていただきたいということです。

五井平和財団で、2000年4月に当社の野澤が講演させていただいた内容を転載させていただきました。
URL: http://www.goipeace.or.jp

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