
農作物の生産量は品種改良などにより少しずつ向上しています。しかし、それ以上に人口の増加や地球環境の破壊が進行しています。食料や農業の危機を打破するためには、今までの常識・既成概念を見直すことが必要です。
植物は土で育ちます。母なる大地に抱かれて生物が存在すると考えられています。このことは明白なことであり、きわめて当然のことです。
ハイポニカは、そうした常識を見直すことから出発しました。その結果、生命には、今まで私たちが知らなかった大きな生産力と生命力があることがわかったのです。
ハイポニカは、農業の障害の一つに”土”があると考えました。土を媒体とする限り、植物生産はその制約を脱することはできません。
自然の中にある植物を見ると、地域の環境によって植物の生育が違います。このことは、環境条件のいいところでは生育が早く、収穫もよいことを物語っています。
農業は古来から土作りにあるといわれ続けてきました。=土作りは難しい。では、なぜそれほどに土を作ることが難しいのでしょうか?

上記の要因が植物の生長に伴って、より大きな阻害となっていきます。
ハイポニカは、まず何のために土を離れるのかという基本を明確にして、水耕栽培(水気耕栽培)に取り組みました。
土を離れて水に”場”を求めたなら、土耕栽培とはまったく違う植物生理を知った上で、新しい生育技術を持たなければなりません。
土が植物生理を阻害するという概念に立つハイポニカでは、土の変わりになる水の温度・PH・肥料濃度・酸素量を管理し、植物にとって最適な根圏環境を実現しました。(水と肥料からなる根圏を、最適、最良の環境にし、植物の生理にそって管理・制御しているのです。)
縦横無尽に伸びたトマトの根、その結果、水の中を縦横無尽に伸びた根は、必要な養分を必要なだけ吸収し、地上部は驚くほどの枝葉を伸ばして、1株に1万数千個の実をならすまでに生長するのです。
一見ハイポニカ農法は特異な技術を駆使した栽培に見えますが、ただ植物の生命力を信じ、その力を最大限に発揮できる環境を作り出したのです。
その結果、普通の品種のトマトでも、植物生命の能力を存分に発揮して、一万数千個の実を成らすことができるのです。