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プラント基本構造

プラント基本構造

液肥のながれ

給液ポンプが、地下に埋設された液肥槽の液肥を各栽培槽に運びます。 液肥は空気混入器をとおり、充分な空気を含んで栽培槽に給液されます。栽培槽の端まで流れた液肥は排液管に流れ、自然勾配で液肥槽に戻ります。

水量調節

作物が水を吸水するに伴い、水量は減少していきます。 液肥槽に水道(井戸水)をつなげ、ボールタップより自動に一定の水量になるようになっています。

肥料濃度調節

自動追肥装置が液肥槽内の液肥の濃度を測定し、設定値より低い値になると自動的に定量 ポンプが作動し、肥料が液肥槽に入ります。 肥料濃度が設定値に達すると定量ポンプが止まり、一定の肥料濃度を維持するようになっています。

液肥温度調節

温度センサーにて常時液肥槽内温度を測定し、設定値より低下した場合は、ボイラー(又はヒートポンプ)により温められた湯を循環ポンプで液肥槽内の熱交換コイル内に循環させ養液を加温します。 また、液肥温度が上昇した場合、チラー(又はヒートポンプ)によって冷却した水(又は井戸水)を 同様に熱交換コイル内に循環させて養液を冷却します。

根域環境

NTF方式、ロックウールなどと異なり根が液肥の中につかった湛液循環型の水耕栽培です。 栽培槽は3~4mで給液部と排液部での養液の変化を小さくしています。 根域は安定した条件の養液の中にあるため、縦横無尽に根を伸ばします。

ハイポニカとロックウールの比較

項目 ハイポニカ栽培 ロックウール栽培
特徴 3~5cmの水位がある栽培槽に液肥を湛え、常に給液をし、液肥の流れがある湛液循環型水耕栽培です。 建築資材のロックウールを土の代用品として使用し、点滴潅水にて調合した液肥を給液します。
液肥管理 液肥は地下に埋設した液肥槽内で自動に肥料濃度・pH・液肥温度を調整することが可能で、安定した根域環境を設定することができます。 かけ流し法の場合、過剰な液肥は土壌に垂れ流しとなるため、環境的問題と肥料費のむだが問題とされています。
循環式の場合、ロックウールをこした液肥の成分の再現性が問題です。また、ロックウールの廃棄が問題となっています。
液肥槽容量 6~10t/10a 0.2~1t/10a
液肥の安定 液量が多く液肥自体の肥料濃度・組成・PH・温度が常に安定 安定した液肥に根系が浸かった状態のため、根域の環境が安定しています。 ・液肥容量が少ないため、肥料組成なども安定しにくい。
・ロックウール内に肥料分が蓄積していくため、排液部では肥料濃度が給液部の2倍になる。
・潅水チューブのつまりなどで、株毎での給液量に違いができる。
・潅水時と潅水前での環境状態が蒸発などにより違うため、根域の環境が不安定。
根系温度 液肥温度を自動冷暖房しているため、非常に安定しています。 地中加温をします。
酸素供給 3mおきでの連続給液と空気混入器の利用により、飽和溶存酸素量を維持します。 ロックウール内の気孔・空気面より補給します。
根系容積量 抵抗のない液肥内に伸長するため、縦横無尽に伸び、非常に多くなります。 土の代わりにロックウールを利用しているに過ぎず、根の伸長は土耕と変わりません。
初期投資 2000~3000万円 1500~2300万円
設備の更新 栽培槽・配管・液肥槽・給液ポンプなど、ほぼ全部が15~20年以上使用可能です。 ロックウール・シートなどは3~10年で更新必要潅水チューブの詰まりも更新必要です。
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